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2013年8月23日 (金)

W勉強会

今日はW勉強会の日。

まずは、午前の診療を1時間早く切り上げ、月一の院内勉強会。

今日の演者は、主任衛生士の森智美さん。

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平成10年~24年までにインプラントを埋入した患者さんのメインテナンス状況を通じて、今後のインプラント患者のメインテナンスには何が必要かを、多方面から考察し発表してくれた。

最後は、「老い」と「インプラント」について言及してくれた。

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若い時は他人事の様に思ってしまいがちだが、誰にでもいつかは訪れる老い。

当歯科医院で60歳代でインプラント治療をした患者さんは既に80歳を超えている。

昨年、我が国の100歳以上の超高齢者は5万人を超え、今後は増加し続けると予想されている。

幸い、皆さんお元気で定期検診とクリーニングにはお越し頂いているが、今後は、更に年を重ねることになる。

その時、どのようなメインテナンスをしていくか、深い問題であるが、事前に想定しておけば、何の問題もなく、いくらでも対処方法があることも分かった。

途中、森さん自ら作成した動画も導入し、森さんらしい聞き応えのある深い内容であった。

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私自身も、メインテナンスの重要性、そしてメインテナンスの奥深さを再認識でき勉強になった。

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最後に恒例の好きな言葉

「昨日よりも今日が大切。明日よりも今日が必要。」

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過去を振り返り反省することは大事だが、過去を悔いてばかりでは、つまらない。

将来に対し準備することは大事だが、憂いてばかりではつまらない。

今を精一杯生きることこそが大事なのだろう。

人生訓である。

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勉強会後はお弁当タイム。

演者が手配することになっている。

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さて、午後の診療後、7時30分から、予防部衛生士主催の症例検討会が行われた。

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演者は田島紅美さん。

演題は「患者と私の覚悟」。

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人間の体は日々変化する。

言い方を変えれば、日々老化していくのだ。

諸行無常である。

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4本と少なくなった歯を何とか残したいと願う高齢の患者さん、何とかして残してあげたいと思う担当衛生士の田島さん。

その症例を通じて、奮闘する田島さんの熱い想い、しかし、現実は諸行無常である。

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歯科治療は非常に奥が深い。

相手は、日々変化する生き物だからだ。

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真面目で、熱い田島さんの性格が良く出ていた発表であった。

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