蕙空館道場 昇級審査からの懇親会
今日は、昇級審査の日。
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診療後、審査員の正装(日本空手協会規定のグレーのズボン、ワイシャツ、エンジ色の協会マーク入りのネクタイ)をして、審査会場である大井川体育館に向った。
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子供たちは、父兄の見守る中、日頃の修行の成果を披露する場である。
普段以上の力を発揮する子供、普段通りの力を発揮する子供、普段出来ていることが緊張のあまり全く発揮できず無念の結果に終わる子供・・・・・。
いろいろである。
昇級審査は一発勝負の世界。
ここ一番で日頃の成果、自分の持てる力を十分に発揮するメンタルの強さも要求される。
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しかし、メンタルは場数を踏み、日頃の鍛錬によって強化できると確信している。
子供たちには、空手道を通じて、強い人間に成長して欲しいと願っている。
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さて、昇級審査後、檪村惠之助師範が、恵空館道場の基本指導方針の確認のため懇親会の場を設けてくれた。
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一次会は、浅井指導員(参段)、渡邊指導員(参段)、花井指導員(参段)、川野准指導員と私が招待された。
さて、日本空手協会では、弐段を取得すると、D級指導員資格の取得資格ができる。
段位に合わせ、C級、B級、A級の受験資格ができ、形、基本、筆記試験などの試験に合格すると指導資格が取得できる。
その指導員になるための教本がある。
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まずページを開くと、「空手道修行のはじめに」 と言う文字が目に入る。
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日本空手協会が考える空手道は ”練習” でもなく、”稽古” でもなく、”修行” なのである。
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その下に、空手道とは、「勝敗を究極の目的にするものではなく、有形無形の試練を乗り越え、厳しい練磨の中から人格形成を図る伝統武道である。」と記されている。
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全27ページからなる空手道教本であるが、丸山塾の考え、さらには私自身の人生にも大きな影響を与えてくれた、私にとっては人生教本となっている大変奥深い内容である。
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修行にとって最も大事なことは「続ける」ことであると書いてある。
確かに「続ける」ことは何より難しい「難行」であろう。
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また、指導員心得7ヶ条の一つに、「術の習熟よりは道の修行に徹すべし。」とある。
日本空手協会の空手は「スポーツ空手」ではなく「武道空手である」とハッキリ明記している。
武道、つまり武者の道である。
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この「道」がまた、奥深い。
礼儀、節度、誠意なる言葉がよく出て来る。
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社会生活でも同じであろう。
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さて場所は、師範行きつけの「小すぎ」。
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店に入る順番、席順、・・・・・・・などなど礼儀作法がある。
学生時代から空手部で礼儀を叩き込まれた私にとっては、常識であるが、その常識を知らない若者は多いので、このような場を通じて指導員は社会常識を覚え、その常識を生徒に教えることになる。
伝承である。
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師範より指名を受けた花井指導員が乾杯の音頭をとることに。
「蕙空館道場の益々の発展を祈願し、かんぱ~~い!」
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師範がジョッキに口を付けたのを確認し、私が口を付ける、さらに浅井指導員、渡邊指導員・・・・・と順次口を付け懇親会スタート。
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腹も膨らみ、ほろ酔いになった所で、恒例の二次会。
会場はこれまた恒例の「スナック和」。
師範が自衛官であった40年ほど前から通っている、まさに行きつけのスナックである。
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大カラオケ大会開始である。
カラオケと言っても蕙空館ルールが適応される。
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①演歌限定。
②指名を受けたら、直ちに入力する。
③その演歌を知っていようが知らなかろうが、全員が立って全員で歌を歌う。
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これがまた盛り上がり面白い。
単に歌うだけでは飽きて来るので、酔いも手伝い、変な動きをする者、歌詞を勝手に変えて歌い始める者、変顔で歌い始める者が続出し、段々とテンションが上がってくる。
こんな、カラオケを3時間も続けると、さすがにグッタリとなってくる。
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(見るに堪えない写真が多いので、無難な写真を選びました。)
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帰宅後、いつも即爆睡である。
今晩も楽しいお酒を御馳走になった。
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懇親会を通じて、蕙空館道場の団結力が更に強固なものになった気がした。
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チーム力の強化、所々で師範の貴重な人生訓を聞くことができ、今日もいろいろと勉強させてもらった。
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