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2013年3月13日 (水)

3月13日

今日は3月13日。

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夜6時30分、30分早いが、副院長と戸塚先生に任せて、私は上がらせてもらった。

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小泉タクシーを呼んだ。

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タクシードライバーに

「高岡の浅井歯科医院で浅井先生を乗せて、藤枝駅までお願いします。」

と伝える。

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「コレですか?」

運転手は、正拳突きの手振りをする。

浅井先生は、空手三段。

タクシー運転手も私の交友関係を良く分かっている。

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「今日は、お勉強なんです。空手の勉強じゃなくて、歯医者のお勉強です。たまには、本業の勉強もしないと・・・・・・・・。」

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今晩は、浅井先生と、静岡で開催された空手ではなく、歯科医療の勉強会に参加してきた。

午後10時に終わり、浅井先生と駅近くの居酒屋で、遅い夕食、軽く一杯。

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約1時間、空手の話は封印して、真面目に仕事の話をして、帰宅するため駅に向かった。

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駅の構内で、ドーナツを販売していた。

ミスタードーナツである。

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息子が保育園児の時、ミスドが大好きであった。

クルクルが食べたい、と言っていた。

口の回りを砂糖だらけにして、ドーナツを頬張っていたのが、昨日の様に思い出される。

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今日3月13日。

双子の息子の17歳の誕生日。

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折角の誕生日に、勉強会で夕食不在。

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ミスドを購入し、電車に乗り帰宅。

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11時50分、何とか13日の内に間に合ったようだ。

「誕生日、おめでとう!お前らが好きだった、ミスド買って来たぞ!」

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テーブルの上にドーナツの入った袋を置く。P1030389

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「お~~。」

「分かった。」

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小さい声が聞こえた。

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ルパンだけが勢いよく走って来て、テーブルの上に一っ飛び。

袋をクンクン、クンクン。

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息子は全身で嬉しいという表現をしてくれなかったが、ルパンは全身で喜んでくれた。

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でも、これは、ルパンにはあげられないんだよな・・・・・・・・・・・・・。

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チョコレートに含まれるテオブロミンは犬にとって強い毒性があるのだ。

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ルパンが食べないように、口をしっかりと閉じ、ルパンが上がれない所に移動させた。

短い時間、短い会話であったが、これをもって、私の息子に対する誕生日祝賀行事が滞りなく

終了した。