久しぶりの痛い感覚
先日、富士宮で開業する大学の先輩である桑原孝史先生よりFAXが届いた。
2月10日に開催される富士宮駅伝のエントリーメンバー表である。
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富士宮市役所から白糸の滝までの山登り3区間、同下り3区間、計6区間の駅伝大会である。
今年も、九州歯科大学の同窓生を中心とした2チームがエントリーされた。
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いわゆるAチームとBチームである。
昨年は、私はBチームの1区、ユー(戸塚先生)が2区を走り、私からユーに襷を渡した。
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今年は、ユーがBチームの1区、私が2区で去年の逆になった。
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1区、走り甲斐のある、まさに花の1区である。
ちなみにAチームの1区は、大学生の頃、北九州市の大学対抗の北九州駅伝で区間賞を獲り、フルマラソン2時間30分台という歯科医師とは思えない驚異的な記録を持ち、別府大分マラソンにも出場経験のある、超エリートランナーである。
しかし、御年52歳。ユーは28歳。
過去は過去、今は今。
面白い勝負になりそうだ。
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という訳で、一昨日からユーとトレーニングを開始した。
藤枝市立総合病院のある起伏或る丘を1周すると4.5キロ。
上りは全力、下りは流して息を整える走法で3周した。
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結構な負荷がかかる良いトレーニングである。
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昨晩、午後9時過ぎ、夕食後にルパンと散歩していると、ランニング帰りの好青年を見かけた。
よく見ると、ユー(戸塚先生)である。
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連日のトレーニングに励んでいる。
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私も負ける訳にはいかないと、今朝、久しぶりの早朝ランに出掛けた。
朝5時40分起床。
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朝6時から10キロのビルドアップ走。
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朝、6時、まだ辺りは真っ暗。
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風は強いし、空気は冷たい。
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しかし寒くない。
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「寒い」じゃなくて「痛い」のだ。
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空手スポーツ少年団だは毎年、元日の朝に初日の出を吉永海岸で拝み、寒稽古をすることになっている。
初参加の父兄や子供からは、よくこんな質問を受ける。
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「風の強い早朝の海岸で、道着一枚で寒くないですか?」
それに対していつもこう答える。
「寒い感じはないですね。寒いと言うより痛いです。」
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寒さを越すと、痛みとして感じるのだ。
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今朝は久しぶりに、痛い感覚を体感した。
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来週の元旦の寒稽古が今から楽しみだ。