スピードの時代
今朝の日経新聞の一面に「ヤマトの宅配便、三大都市間 当日配送に」の記事があった。
スピードの時代になってきた。
非常に便利な時代になってきた。
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人間という生き物は、欲しいと思うと、直ぐに手に入れたくなる。
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私も子供の頃は「欲しい」と思うと「ガマン」できず、理性がきかなくなった。
自分の貯めたこづかいではあるが、ある程度の金額になると親父の許可が必要であったため、親父に頼み込んだもんだ。
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しかし、親父の返事はいつも決まっていた。
「誠二、半年待て。半年待っても、まだ欲しかったら買っていい。」
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結果的には、ほとんど買う事がなかった。
私の「欲しい」は、所詮その程度のものだったのだ。
親父は私の性格をよく知っていたのだろう。
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後から聞いたが、その決まり文句は、3人の子供でも私だけにしか言わなかったそうだ。
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しかし、今はインターネットという恐ろしく便利な物がある。
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ボタン一つで、翌日、場合によっては当日に手元に届く。
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つくづく私が子供の頃、こんな便利な怖い物が無くて良かったと思う。
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以前、マサ(時森先生)に、この話をしたところ、時森家でも親父の決まり文句があったようだ。
「正俊、どれだけ、それが欲しいか俺に説明してみろ。」
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プレゼン力のない子供にとっては難題であろう。
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時森家も丸山家同様、結果的には、ほとんど買う事がなかったようだ。
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親と子の知恵比べである。
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うちの子は、あまり物を欲しがらない。
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しかし、欲しがった時は、親父として何と言おうか考えてみた。
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う~~~~~~~~ん。。。。。。。
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「俺とジャンケンして2回連続勝ったら、買っていい。」
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世の中、理屈も大事だが、運も大事である。
かのAKBのセンターもジャンケンで決まる時代だ。
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あまり考え過ぎても運が逃げてしまう。
だって、運は移り気な性格だから・・・・・。
(どこかで聞いたような・・・)