院内勉強会 & 症例検討会
今日は第三金曜日。
ということで、午前中の診療を早く切り上げ、院内勉強会を行った。
今月の演者は児玉紗紀さん。
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睡眠時無呼吸症候群の主な原因は肥満によって空気の通り道が狭くなっていることです。
気道がふさがって酸素が不十分となり、血中の酸素濃度が低下するため、脳が休息できず、睡眠の質が低いので、昼間も集中力が上がらず、だるさや眠気が抜けなくなる。
そのため、昼間に強烈な眠気に襲われて、車を運転中に眠ってしまうケースもあるのだ。
実際に、そんな事故が起こっている。
自分の命のみならず、人の命をも奪ってしまう、とても怖い病気なのだ。
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日本人の約1~2%、約200万人が睡眠時無呼吸症候群に罹患しているという。
100人に1,2人は睡眠時無呼吸なのだ。
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と言う事は、当院にも毎日1~2人の睡眠時無呼吸症候群の患者が来院しているという計算になる。
医療従事者として、注意深く患者さんを観察し、睡眠時無呼吸患者を治療に導く義務があると感じた。
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さて、午後の診療後は、衛生士による症例検討会。
これも定期的に行っている勉強会である。
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今回の演者は専属歯科衛生士の田島紅美さん。
一昨日、ツインメッセの「歯っとワーク」で発表したばかりなのに、Wで頑張ってくれた。
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若い患者さんのモチベーションに関する症例発表で、発表後、沢山の意見が出て、活発なディスカッションができた。
初期の歯周病患者さんは、別に痛みがある訳でもなく、食事が出来ない訳でもなく、ましては命に関わる訳でもない病気なので、モチベーションを上げるに、非常に苦慮するケースが多々ある。
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非常に興味深く面白い発表であった。