南雲 VS 高須
裏があれば表がある。
+があれば-がある。
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賛成があれば反対がある。
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自然の摂理だろう。
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今年の初めに、南雲吉則先生の著書「空腹が人を健康にする」と題した本が脚光を浴びた。
一日一食の空腹がサーチュイン遺伝子を活性化し、20歳若返るという内容だ。
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私も早速、購入し、な・る・ほ・ど! と感心したのを覚えている。
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最近、この対抗本が発売され、また脚光を浴びているので、またまた買ってみた。
高須クリニック院長の書いた「その健康法では早死にする!」である。
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英科学雑誌『ネーチャー』がサーチュイン遺伝子の研究には大きな欠陥があったことを認めたという、 南雲先生の提唱するサーチュイン遺伝子の反論から始まっているから面白い。
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相対する考えの本を読むのは、実に面白く興味深い。
我々、歯科の世界でも良くある話だ。
こういう時に肝心なのは、「冷静さ」である。
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実は、どちらの本も、冷静に考えればごくごく当たり前のことが書いてあるに過ぎないことに気付く。
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自分の体は自分が一番よく知っているのだ。
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どちらにしても極端は駄目だ。
何事も、ほどほどが良さそうである。