たかが2センチ されど2センチ
2センチに泣いた事ってありますか?
今朝、目が覚めると7時20分。
やべ~~!診療室にシルバーのお掃除の方が来る時間だ。
玄関を開けないと・・・・・!
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慌てて起き、診療室に猛ダッシュ。
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慌てて・・・・・・・・、これがいけなかった。
いつもは冷静な私が、慌てたことで冷静さを失っていたのだ。
寝室のドアを2センチ程、開けたままにしてしまったのだ。
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かみさんから毎日、毎日、口を酸っぱくして言われていることがある。
「ドアはきちんと閉めること!食卓の椅子はきちんと中に入れること!」
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躾に厳しい訳ではない・・・・・・・・・。
全てはルパンの為である。
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全く躾の出来ていないルパン。
2歳というのに、お手!、お座り!、待て! 基本中の基本が何一つ出来ない。
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躾の本も何冊も買った。
幾度となく躾を試みた。
本に書いてある通りに・・・・・・・。
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基本は餌や好きな食べ物で釣る作戦らしいが、2、3回もすると、めんどくせ~~!と言わんばかりに全く反応しなくなる。
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平均体重3キロくらいらしいトイプードルなのに、ルパンはただいま6.2キロである。
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さて、2センチの話に戻る。
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昼休み、昼食を採るため、2階の食卓に座ると、かみさんが不機嫌な様子で近づいて来た。
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な・な・なんか嫌~~~な雰囲気・・・・・・・・。
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「おと~~さん!寝室のドアきちんと閉めなかったでしょ!!!!」
「・・・・・・・・・・そ、そ、そ~~~だったかな~~?」
「ルパンはちょっとでも隙間があれば顔でこじ開けて入って行くんだからね!ねっとり目のウンチをベットの上でしてたよ!も~~~、毛布、シーツって洗濯するの大変なんだからね!気を付けてよ!も~~~!」
”も~~~”が2回以上出てくる時は、ご機嫌斜めの証拠である。
この険悪な雰囲気を何とかしないと・・・・・・・・
「ルパ~~~~ン!」
その場しのぎに、ルパンの名前を呼ぶ私。
「ルパンは悪くないの、悪いのはお父さん!」
そ、そ、その通り・・・・・・・・・・。
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ル、ル、ル、ルパンめ!
いつか仕返ししてやる~~~~!
覚えてやがれ!