箱根駅伝に感動して・・・・
正月と言えばやはり箱根駅伝でしょう。
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途中トリプルアクセルやダブルトウループがある訳でもなく、伸身の新月面宙返りがある訳でもない単に走るだけの地味と言えば地味なスポーツ。
10時間以上ひたすら走り続けるランナーを、途中お茶を飲んだり、みかんを食べながら、ただひたすらTV観戦する。
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しかし解説者の絶妙な語りや、背後にある苦労話を聞き、頑張れ!と応援したくなってくるから不思議なもんだ。
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今年も予想通り、東洋大学が区間賞、区間新記録を増産し、2位以下を大きく引き離す大会新記録で堂々の優勝を飾った。
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5区のキャプテン柏原の走りは圧巻だった。
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柏原は25キロ走の練習中、20キロ過ぎた当たりでペースダウンする部員に、
「20キロ過ぎでペースダウンする奴は箱根を走る資格がないぞ!」
と檄を飛ばしたそうだ。
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全ての部員が、エースに頼るんではなく自分が走って優勝するんだ!という強い決意が、強い意志が、強い団結力となり他のチームを圧倒する原動力になったんだと感じた。
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今年の丸山歯科医院も東洋大学駅伝部のチーム力を見習ってチーム一丸となり頑張っていきたい!そう思った。
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感動のシーンを見て、居ても立っても居られなくなった。
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15キロ走のスタートである。
久しぶりの15キロ走である。
本当は25キロ走をしたかったが、今の筋力、体力を冷静に考え15キロ走にした。
しかし気持ちは25キロ走である。
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10キロまで1キロ5分ペースで走り、そこからペースダウンするこなくできればペースアップして走る予定だ。
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10キロをジャスト50分で通過。
風が強く少し息苦しい。
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しかし、どこからかキャプテン柏原の声が聞こえた。
「10キロ過ぎでペースダウンする奴は箱根を走る資格がないぞ!」
「ハイ!キャプテン!」
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ラスト5キロは最後の力を振り絞り、1キロ5分ペースから4分40秒ペースにギアを切り替え、15キロを完走。
気分は箱根駅伝選手である。
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さすがに息が苦しい。
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家に帰り、かみさん相手に
息をぜ~~ぜ~~させながら
「ありがとうございます。は~~、東洋大学キャプテンの柏原です。は~~は~~、優勝できたのも部員の皆と皆さんのご声援の・・・・・・・」
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「やけに小じわが多い大学生だね。」
話ではなく、顔の皺をガンミするかみさん。
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そこに食い付く???