第39回静岡県中部地区空手道大会
第39回静岡県中部地区空手道大会が県武道館で行われた。
私は審判員として参加。
幼年や小学生の場合、本人より親御さんの方が白熱し、観客席から黄色い声援が飛び交いう。
勝てば、歓喜の声が、負けるとガックリと肩を落とす親御さんの姿が目に入る。
勝負の世界は厳しい。
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練習量の多い者が勝つとは限らない。
体がでかい者が勝つとも限らない。
運動神経の良い者が勝つとも限らない。
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勝負は時の運とも言う。
相手があっての勝負なので、対戦相手に泣いた者もいれば、対戦相手に救われた者もいた。
気合が入りすぎ、ガチガチになり、練習の成果が全く発揮できず、格下の者に負けてしまった者もいた。
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非常に難しいジャッジも多くあった。
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本当に僅差も多かった。
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しかし、現実は厳しいのだ。
しかし、勝敗が全てではない。
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日本空手協会が出した、教本の1ページ目には、「空手道修行のはじめに」と題し、次の事が書かれている。
「空手道とは、勝敗を究極の目的とするものではなく、有形無形の試練を乗り越え、厳しい練磨の中から人格形成を図る伝統武道である。」
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勝った者も、負けた者も全てを受け入れて、明日からの人生に役立てて欲しいと思う。
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さて、さて、今日は試合の合間に、丸山歯科医院のオープニングスタッフで現在、結婚され清水に住んでいる、(旧姓)関口さんが、今子供が空手を習っているということで、会場で挨拶に来てくれた。突然の再会でビックリしたが、今後が楽しみである。
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また試合後、藤枝中央支部のH君のお母さんから、「丸山先生、ブログを見ています。」と言われ、またまたビックリ。
ちなみにお子さんのH君は組手優勝、形準優勝、見事な成績であり、静岡県では名の通った名選手である。そんな優秀なお子さんを持つお母さんからの激白、大変光栄である。
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今日は、一般女子組手決勝戦で主審もさせて頂き、良い1日であった。
(写真中央の選手宣誓をしているのは川野先生の長女である。)