第61回富士宮駅伝大会
私にとって、毎年楽しみにしている富士宮駅伝大会が今日開催された。
大学の尊敬する大先輩である桑原先生率いる桑原歯科医院チームに参加させて頂いた。
今年はAチーム、Bチームと2チームがエントリー。
富士宮市役所をスタートし、白糸の滝で折り返す、高低差370メートル、全長32.8キロを6人で走る駅伝である。
今年は223チームが参加し、2チームが途中棄権。実質221チームで争われた。
私は桑原歯科医院Aチームの1区(高低差101メートル、5.4キロの上り)を任された。
高校・大学の陸上部、クラブチームも参加し、我々歯科医院チームにとってはレベルの高い大会である。
カーレースに例えると、6000cc級のフェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェが並ぶ中、660ccの軽自動車で参戦しているようなものである。
無謀と言えば無謀であるが、それがまた面白い。
今年の目標は200位以内。
朝、ボス(桑原先生)から、ユニフォームとゼッケンを手渡された時、
「我々に1分、1秒のタイムは必要ない、桑原歯科医院のゼッケンを付けていることを忘れずに沿道の声援には笑顔で応え、楽しんで走るように。」
と言われた。
確かにそうだ。
苦痛な顔をして首位争いなら絵になるが、ビリ争いで苦痛な顔は絵にならない。
ビリ争いなら笑顔の方が沿道の方に不快感を与えないのだ。
桑原歯科医院チーム18年連続出場、今年も頑張っていますよ、これでいーのだ。
と言うことで、軽自動車の私は分相応に一番後ろからスタートすることにした。
最後方から23人抜いて200位以内で襷を2区に渡すことを目標に掲げた。
ガーミンの時計で1キロ5分のペースで行くと27分。
このペースで行けばビリにはならないだろう。
そう予想した。
ド~~ン!!とピストルの音と同時に10時に市役所前を一斉スタート。
最後方の集団について走る、ガーミンの時計を見ると、最後方の集団でも1キロ4分30秒のペースである。
軽自動車の私には早すぎる。
ビリにはなるものかと必死で付いていく。
1キロ過ぎた辺りで、最後方の集団のペースが落ちてきた。
し・め・し・め・・・・・・(ニヤリ)。
練習でもこんなに早いペースで走ったことがないが、アドレナリンの影響だろうか。
さほど苦しくない、このくらいなら軽自動車でも行けそうだ。
次は後ろから2番目の集団を目指す。
2キロ過ぎ、その集団にようやく追いついた。
2キロからゴールまで緩やかなながら上り坂が延々と続くと聞いている。
遅れないようについて行く。
しかし、ボスとの約束は決して忘れていない。
沿道からの「桑原歯科医院、頑張って!」の声援には、ちゃんと右手を上げ笑顔で応える。
4キロ過ぎ、後ろから2番目の集団のペースが落ち始めた。
4分30秒のペースを守り走り続け、後ろから3番目の集団に合流した。
ラスト30メートルの所で、その集団から抜け出し、同級生の政井先生に襷を渡す。
1区の区間賞は1キロ3分10秒で走ったので、私の4分30秒はどれだけ遅いか分かるが、
軽自動車の試走では5分がやっとだったので、私としては◎である。
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結果は221チーム中、Aチームが202位、Bチームが確か212位?
軽自動車軍団としては立派な成績だ。
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沿道では東京農業大学応援団の生大根踊りも見れたし大満足。
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12人のメンバーの内、10人が銭湯に行き、ボスのおごりで、大宴会へと突入した。
豪快に食べ、豪快に飲みました。
桑原先生、ご馳走様でした。
早くも来年が楽しみです。