地震対策
こんばんは、院長の丸山誠二です。
先月のISO認証審査の一つに、緊急時対応マニュアル審査があった。
緊急時とは火災、地震、患者さんの様態急変などを指す。
中でも東海大地震の際の対応に対して厳しい突っ込みがあった。
東海大地震は縦揺れであり2分以上続くと言われている。
縦揺れの際、一瞬無重力になるので、重たいもの例えば冷蔵庫などは10メートルくらい吹っ飛ぶ可能性が十分あるらしい。診療室には診療に使う電気ポットがある。当然固定はしていない。
顔に吹っ飛んでくる可能性がありますよ。とばっさり指摘。
技工室にはファーネスと言って800度くらいで蝋を溶かす機器がある。
これも重たいから吹っ飛んで来るかも知れませんね。
一瞬青ざめる技工士。
ロッカーや家具は当然固定していたが、機器の固定は不十分であったため、現在機器の固定を始めている。
そんな事を考えていたら、静岡市で一人暮らしをしている母が心配になり、診療後に実家に行き、チェックすることにした。
まずは家具をチェック。全て固定してあったのでOK。
次は寝室。いろいろな物が置いてある。これは危険。阪神の震災でも殆どが物による圧死だそうだ。寝る部屋には何も置かないように指示、寝室の天袋にも物を入れないように指示。
次は居間をチェック。
テーブルの下にヘルメットとスニーカーを常備しておくように指示。
電子レンジも固定するよう指示。
ISO審査員から、緊急時では、全ての物は吹っ飛ぶものだ、という大前提で考えた対策が大事だと教わった。
備えあれば憂いなし。
皆さんも、しっかりとした対策をとることをお勧めします。