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2009年11月11日 (水)

地震対策

こんばんは、院長の丸山誠二です。

先月のISO認証審査の一つに、緊急時対応マニュアル審査があった。

緊急時とは火災、地震、患者さんの様態急変などを指す。

中でも東海大地震の際の対応に対して厳しい突っ込みがあった。

東海大地震は縦揺れであり2分以上続くと言われている。

縦揺れの際、一瞬無重力になるので、重たいもの例えば冷蔵庫などは10メートルくらい吹っ飛ぶ可能性が十分あるらしい。診療室には診療に使う電気ポットがある。当然固定はしていない。

顔に吹っ飛んでくる可能性がありますよ。とばっさり指摘。

技工室にはファーネスと言って800度くらいで蝋を溶かす機器がある。

これも重たいから吹っ飛んで来るかも知れませんね。

一瞬青ざめる技工士。

ロッカーや家具は当然固定していたが、機器の固定は不十分であったため、現在機器の固定を始めている。

そんな事を考えていたら、静岡市で一人暮らしをしている母が心配になり、診療後に実家に行き、チェックすることにした。

まずは家具をチェック。全て固定してあったのでOK。

次は寝室。いろいろな物が置いてある。これは危険。阪神の震災でも殆どが物による圧死だそうだ。寝る部屋には何も置かないように指示、寝室の天袋にも物を入れないように指示。

次は居間をチェック。

テーブルの下にヘルメットとスニーカーを常備しておくように指示。

電子レンジも固定するよう指示。

ISO審査員から、緊急時では、全ての物は吹っ飛ぶものだ、という大前提で考えた対策が大事だと教わった。

備えあれば憂いなし。

皆さんも、しっかりとした対策をとることをお勧めします。