皆様のおかげで、一つ目の目標達成
こんばんは、院長の丸山誠二です。
患者さん、スタッフのみなさまにご迷惑をおかけしたが、土曜日お休みをいただき、土曜日・日曜日と2日間、掛川の遠園カルチャーパーク総合体育館「さんりーな」に「総本部巡回空手指導講習会」および「C級審判資格審査、五段昇段審査受験」に行って来た。
土曜日は「総本部巡回空手指導講習会」があり、現役の全日本組手チャンピョンの清水亮介先生、日本空手協会副主席市師範であり元世界王者の田中昌彦先生による稽古が行われた。
うちの息子も清水亮介先生に組手の稽古をつけてもらったが、なかなか現役の日本チャンピョンに直に教わる機会なんてないので興奮していた。いい思い出になったと思う。
私は田中先生に朝10時より午後4時までみっちり稽古をつけてもらい、体はくたくたになったが本当に勉強になった。
さて、日曜日の5段の昇段審査であるが、受験内容は得意形を1つ、指定形を1つ、自由組手2試合、そして質疑応答だ。
受験前に受験生を集め、田中審査委員長より、審査内容は「5段にふさわしい風格、そして体全体からにじみ出る気迫」を審査しますとの訓示を頂いた。
昨晩は緊張、いやちがう、興奮に近い武者震いとでもいうべきだろうか、どうも落ち着かない、そこで持参しておいた人生で二度目の安定剤を服用して床に就いた。
しかし朝5時30分に目が覚めた。朝食は7時なのでもう少し寝ようと思ったが、なかなか寝つけない。
昨晩も約1時間かけ念入りに膝を中心に痛めた足のマッサージを行い大分調子はいいが力を入れるとぎこちない。そこで朝風呂に入りさらに念入りにマッサージすることにした。
今日は頼むぞ!と足と会話しながら行った。
いよいよ昇段審査が始まった。
受験生は5人。みんな強そうに見える。
(駄目だ、駄目だ、弱気になっているぞ。大したことはないぞ。そう言い聞かせる。)
「5段にふさわしい風格、そして体全体からにじみ出る気迫」
頭の中のイメージは見事復活Vを成し遂げた朝青龍だ。風格は疑問符がつくが体全体からにじみ出る気迫は申し分がない。
形の相手は仮想の敵、そして審査委員であると思っている。審査委員を睨み付けコート内に入り形が開始、出せる気迫は全て出し切った。質疑応答は、師範より予想問題として練習した質問が出された。師範には感謝である。
指定形の審査項目も2週間前には出来ていなく志道館道場の桜井泰夫先生に直すように注意していただいたものが出た。桜井先生にも本当に感謝である。
最後は問題の自由組手である。事前に段審査の組手は試合組手ではないので、相手を倒してその上から乗りかかってもいいから最後まで気迫をもってやりなさいと言われた。
「お前は朝青龍だ。気迫をもってすれば格上の相手にも勝てる。」そう言い聞かせた。
単純な私は、その気になってしまい、自分でもびっくりするくらい冷静でいられた。
組手は全く緊張することなく行うことが出来た。
しかしさすがに終わった後は全身が痛くなってきたが・・・・・・・。
「5段合格者を発表します、大井川支部 丸山、・・・・・以上2名合格」
不思議にも やったーと言う気持ちは全く起こらなかった。
頭に浮かんだのは「感謝」の二文字である。
忙しい時間を割いて形のご指導をして頂いた櫟村師範、桜井先生、そして足のケアをして下さった整骨院の先生、エムエムマイスタースタッフ、そして組手の練習相手を快くしてくれた浅井先生、そして家族、スタッフ皆さんの協力があって初めて達成できたと思う。
本当にありがとうございました、と言いたい。