「空腹力」
今晩は、院長の丸山誠二です。
どれほど前か忘れたが、スタッフに「1ヶ月に1冊は本を読もう!」と言ってから、何とか月1冊の読書の実践は継続できている。
今日は今月最初に読んだ、PHPから出版された「空腹力」という本を紹介する。
「人類は300万年前に類人猿から枝分かれして、以降、氷河期、洪水、地震など天変地異や戦争で常に飢餓状態の中で生き抜いて来た。我ら日本人が飢餓の心配から解放されたのは、ここ50年ほど前からだ。つまり人間は299万9950年間は絶えず飢餓状態で生き抜いており、空腹の状態が普通であり、人体は食料不足でも生きられる機能をたくさん備えているという。現に空気と水があれば30日間は生きられるそうだ。つまり、われわれ人類は、飢餓に対する機能は備えているが、飽食に対する機能は全く持ち合わせていないため、食べ過ぎると様々な障害が起こってしまうと言う。」
また
「免疫力=白血球の食欲、つまり過食状態では白血球もお腹一杯でばい菌を食べる能力がなく免疫力が低下しているらしい。私たちは病気をすると、食欲が落ちるのは、ホメオスターシス(生体恒常性)が働き、病気を治すために自然に食欲が低下し、白血球がばい菌を食べる食欲を増進させるため だそうだ。」
医学博士である著者は朝食も特に食べる必要がないと書いてある。
早速、今日は朝食抜きで、昼前に30分程、少し激しい運動をしてみた。
最後は、頭がふらふらして来て、気分が悪くなってしまった。
完全に低血糖である。
人類の歴史は飢餓状態が長かったかもしれないが、私個人は生まれてから43年間、飽食のぬるま湯生活を送ってきた。急な変化に体は反応してくれなかったようだ。
何事も、ほどほどに・・・・。