ちょと遅い「広辞苑」購入
今晩は、院長の丸山誠二です。
ちょっと、いやだいぶ遅いが、「広辞苑第六版」を江崎書店で買ってきた。
1998年の第五版から10年。編集の段階では、約110の分野から165人の専門家が集結し、候補にあがった10万語の中から議論に議論を重ね約1万語を追加し約24万語になったそうだ。
気の遠くなる作業である。
恥ずかしながら広辞苑を買うのは今回が初めてである、まずビックリしたのは重さである。年配の方には、本棚から取り出すのも大変なくらいだ。漬物の重しになるかも知れない。
しかし、第五版(厚さ8センチ)より一万語、158ページ増えたにも関わらず第六版は「王子特殊紙」の開発により何と8センチ未満に抑えたそうだ。紙にチタンを混ぜることで強度を持たせ紙を薄くしたハイテクを駆使しているのだ。しかしチタン(金属)入りなので、重さは当然第五版より重くなった。
興味深いことに、広辞苑は一度採用した言葉は削除しない方針だとか。それは第一版から貫いて来たらしい。しかし、今回「初削除言葉」が出たようだ。それは、「上高森遺跡」。2000年、藤村新一氏による旧石器ねつ造が発覚した宮城県の遺跡名だ。なるほど・・・・納得できることだ。
ちなみに24万語の中に「広辞苑」は載っていなかった。しかし三省堂の国語辞典には「国語辞典」が載っていた。品格の違いかなー。