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2007年6月15日 (金)

蛍を観に行った時の事

水曜日の夜、仕事を終え家に帰ると、嫁さんが「蛍を観にいかないか?」といった

何を言っているのかと思ったら、彼女いわく、静岡の丸子の{蔦の細道公園}で、

水棲生物を保護しているらしく水棲生物の1つの蛍が観られるとの事らしい。

この場所では今の時期車のヘッドライトが、蛍の繁殖の妨げになるとの事で、車の

乗り入れ禁止になっていた。

次の日が休みである私は、どんな物なのか行ってみた。

夜の八時半頃公園に着いたのだが、まず人の多さにびっくりした。

蛍の光を求めて来る人々が、次から次へと居た。

暗い水辺には、蛍がフワフワと浮くように光っていた。

蛍の光を見たのは30年ぶりぐらいだった。

時間にして30分ぐらい嫁さんと公園に居たが、私は、缶ビールを1本飲んでいたため

酔いも手伝って、すごく幻想的な風景に見えた。

帰りの車の中では、「すごく美しく、幻想的なものを見た。」という思いよりも、

水棲生物を保護しておいて、その保護しておいた生物が、繁殖期に入ると

まるでお祭りのように、その光を求めて人々が、やって来る人が多く来れば来るほど、

そこは荒らされてしまうのに、これでほんとうに水棲生物たちを、保護しているのか

疑問に思えてならなかった。

今、介護事業が問題になっているが、一方で献身的に良いことをしていて、

もう一方では、保険の不正請求をして、この蛍の保護とよく似ていると思い

今の、世の中にひどく矛盾を感じてしまう。

H・19年・6月。歯科技工士・杉山禎宣。