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2016年3月22日 (火)

兄弟

今晩、次男が東京に帰った。

明後日、長男が東京に帰る。

寂しいが、学校が始まるので、仕方が無い。

さて、数週間前、母親から私の携帯に電話が入った。

用事がある時は大概はメールで連絡してくるのに、この時は電話して来た。

滅多に電話はかけてこない母親からなので、何だ!何だ!と慌てて電話を取った。

明らかに興奮しているのが、息づかいから分かった。

いつもより声のトーンが高く、いつもより早口である。

何があったんだ!

「〇△が、教授になったんだって!凄いね!おとうちゃんが生きてたら喜んだだろうね。誠二も、おめでとうって電話してあげな・・・・・」

〇△とは、兄である。

早速、電話すると、興奮気味な母親とは対照的に、

「ありがとう、でも、まだ正式に決まった訳ではないから・・・・」

といつもと変わらぬ冷静な口調の兄であった。

そして、先日、正式に4月から名古屋大学医学部腎臓内科教授に内定したとの連絡が、母親から入った。

さて、私は3人兄弟。

長女、長男、次男(私)。

昭和38年、39年、40年生まれの年子である。

兄は、小学生の頃から、3人兄弟の中では、学力は抜きん出ていた。

3人兄弟の中では、運動能力も一番あり、あらゆる分野で劣勢であった私。

しかし、一つだけ、たった一つだけ、兄と互角に勝負出来る物があった・・・・・・・。

〝将棋” である。

. 

私は、将棋が好きで、しょっちゅう友達と将棋をして遊んでいたからだ。

そ~~、そ~~、あと一つあった。

小学生の頃、家族で静岡市の街中を歩いていると、曖昧な記憶だが、青葉公園当りで、大声コンテストなるものをやっていたので、兄と参加してみることにした。

何フォーンか器械で計測してくれると言う、良くあるやつだ。

私の勝ちであった。

単に、恥じらいも無く、顔を真っ赤にして全力で大声を出したというだけの結果であるが・・・・・・・。

ま~~大声コンテストなんて、如何に馬鹿になれるかコンテスト、と言っても過言ではないかも知れない。

他は・・・・・・えっ~~っと、無さそうだ。

でも、誰でも、一つや二つ、勝てるものはあるもんだ。

神様も捨てたもんじゃない。

話は、だいぶ逸れてしまったが、兄弟って不思議な存在である。

自分の事の様に、心の底から嬉しく、その日一日は、ルンルン気分だったのは事実である。

母親の歓喜には及ばないだろうが・・・・・・・。

さて、話は戻し、今晩、次男が帰るので、JR藤枝駅まで、誰が送って行くかとなった時、長男が「俺が行く。」と一番に手を挙げた。

かみさんが一番嬉しそうな顔をしていた。

私も嬉しかった。

家族を思う気持ち、兄弟を思う気持ち・・・・・・・・・・・・大事である。

兄弟と言えば・・・・・・

丸山塾では、ユー(戸塚先生)はマサ(時森先生)のことをマサ兄さんと呼んでいる。

いや、私が、そう呼ばせている。

血は繋がっていなくても、兄弟関係は成立するのだ。

何かあった時は、全力でバックアップすることを誓っている丸山塾生である。

また、また話が逸れてしまったので、また戻す。

私も、母親の様に、歓喜する時が来るのだろうか・・・・・・・・・???

息子よ、頼むぞ!

無理か??