新井英一山寺ライブ
静岡市の瀬名にある清福寺で行われた新井英一山寺ライブに行って来た。
3時開演であったが、良い席を確保するため、45分前に会場入りした。
開演前に、住職である高野先生より挨拶があった。
高野先生は、日本空手協会静岡県本部長をされており、空手の達人である。
毎年、この時期に行われるライブであるが、新井英一の声量そして歌そのものには迫力があり、何回聞いても心に響く。
余韻に浸りながら、地元大井川に帰ってきて、乾杯!
日本空手協会大井川支部(恵空館道場)指導員の面々である。
師範行きけの「スナック和」。
まずは、今後の恵空館道場の方向性について真面目な話。
指導員が一致団結して恵空館道場を盛り上でげて行こうと話がまとまり、いつものカラオケタイムに突入。
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日本空手協会は勿論の事、恵空館道場にもルールなるものがある。
文書化してあるものではなく、暗黙の規約とでも言うべきだろうか。
体育会のノリである。
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空手の世界は完全な縦社会。
誰が偉いとかの問題ではなく、高校、大学の体育会の如く、先輩・後輩というハッキリとした序列が存在する。
実は、これは組織が長く存続するためにはとても大事な要素であると考えている。
かの吉本興業も、兄さん、姉さんの呼び名の通り、しっかりとした縦社会を確立させている。
歌う順番は、若いもんから。
年齢ではない、恵空館道場内での若い順(入門順)である。
更に、歌う時は、全員で歌う。
上手い、下手は関係ない。
団結心を育む為の一種の儀式である。
歌は演歌縛り。
歌い終わると、乾杯!
師範の歌では、皆がバックコーラスに徹するのが恵空館の流儀。
とは言っても、酔っ払いである。
師範の歌を盛り上げるつもりは全くない。
師範の歌声をもみ消してしまう程の声量と滅茶苦茶なコーラスである。
最低限の礼儀を守りつつ、あとは楽しむ、これも恵空館の流儀である。
ここ、スナック和は常連客ばかりなので、全員で大声で歌い乾杯し飲み、また全員で大声で歌うというより叫びという方が適切かも知れないがその後にまた乾杯し飲むという延々と続く我々の流儀も理解してくれているので、ここスナック和は居心地が良い。
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完全に学生のノリである。
この恵空館流の宴は、何とも味があって癖になる。