丸山塾
丸山塾の開始時間である。
まずは、塾訓斉唱。
私も声がでかいが、更にでかい声の持ち主、時森先生(通称:マサ)が居るので、3人とは言え、部屋中が塾訓で揺れる様だ。
気合いを入れての塾訓斉唱は、気持ちが良い。
さて、最初は、課題発表。
今回のテーマは
「長寿社会における〝義歯とインプラントの共存”を考える」
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人は皆、いずれ年をとる。
ほぼ、要介護状態になる。
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若い時に入れたインプラントを、我々歯科医師はどのように考えて行くべきか。
どの様に利用して行くべきか。
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ライフステージに合わせ、利用方法、ケア方法を考察した。
お腹が空いた所で、夕食タイム。
戸塚先生(通称;ユー)がセレクトしてくれたのは、ロコモコ丼、麻婆丼、ビーフカレー。
お腹が落ち着いた所で、自由課題発表。
1人持ち時間15分。
まずは、ユーの発表。
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エプーリスについての発表をしてくれた。
実際に遭遇した患者さんの症例を交え、エプーリスの種類、診断方法、治療方法について詳しく解説してくれた。
病理組織標本の説明から始まり、学生時代の講義を思い出した。
ついでマサの発表。
麻生歯科での勉強会で発表予定の演題の予行演習。
「セラミックス補綴による接合上皮の誘導」
「プラットホームスイッチングによるインプラント周囲組織について」
対外的な発表は、自分をひとまわり成長させてくれるので、良い機会をもらったのではないだろうか。
麻生歯科の勉強会はレベルが高いので、ご迷惑をお掛けしない様、また丸山塾生として恥じない発表ができれば嬉しい限りである。
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最後は、読書感想。
ユーは、「保育士おとーちゃんの叱らなくていい子育て」
1歳になったばかりの男の子のおとーちゃんであるユー。
子育てについて、勉強中の様だ。
これからが、本当の子育ての始まりである。
大いに楽しみ!、大いに苦しんで欲しい!
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マサは
「覚悟の磨き方(吉田松陰)」
気に入ったページにドッグイヤーをする癖のあるマサ。
みせてもらうと、半分以上のページが折り曲がっていた。
逆にした方が、楽かも知れない。
私は、堺屋太一の「組織の盛衰」
一部上場企業の多くの社長が、座右の書として、経営バイブルとして絶賛していたので、購入してみた。
1993年の書であり、再版はしていないので、中古で購入。
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丸山歯科もお蔭様で、現在在籍スタッフ人数が20名になった。
院長として、理事長としての手腕を問われる立場になった。
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恥ずかしながら、考えの甘さ、覚悟の甘さを痛感させられた書となった。
組織の長としての考え方、舵取り方法について、大変勉強になった。
何事も思考が大事である。
堺屋太一の「組織の盛衰」を読むのに一ヶ月を要してしまったが、いろいろと考え直す良い機会となった。
そこで、今回はパワーポイントで、プレゼン形式で、私なりの組織論について発表させてもらった。
さつき歯科の院長であるマサ、丸山歯科の医局長であり今後の丸山歯科を背負って行って欲しいと期待しているユーに、熱く語らせてもらった。
塾長の自由演題である。
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塾生の自由演題制限時間は、15分。
塾長は無制限。
21時20分から始まった塾長総括。
終了したのは、23時30分であった。
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毎度のことであるが、これだけ語ると、やった感がある。
今晩は、熟睡できそうだ。