大会2日目
大会2日目。
今日も、救護班員として大会に参加。
各コートで、ケガ人が出て、主審が医師の診断、処置が必要と判断した場合は、黄色い旗が振られることになっている。
黄色い旗が振られた場合は、そのコートに、看護師さんとペアになって走っていくという仕組みになっている。
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昨日の大会1日目の救護要請回数は、161回。
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さて、昼休みには、総本部指導員による演武。
総本部指導員とは、町道場の師範(支部長)や指導員に、空手を教える先生である。
空手が仕事。
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小・中学生にとっては、先生の先生になる。
子供達は勿論、我々にとって国大会の楽しみの一つである。
大学時代、試合で拳を交えた事がある人が、監督の腕章を着け、恰幅の良い姿になり、いー感じに年輪を重ねている姿を見て、ほんわかした気持ちになった。
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さて、今日は、個人戦の組手があったため、昨日をはるかに超す救急要請があった。
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中学生男子にもなると、体も大きく、力もあるため、熱くなると、ケガの内容も深刻になってくる。
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目の前で、上段蹴りが顎の下から当り、全身けいれん、意識消失、呼吸抑制が起こる事態が発生した時には、慌ててしまった。
タンカーで運び、救急車を要請したのだが、後遺症が出ない事を祈るのみだ。
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我が日本空手協会の空手は、相手の体に当る直前で、紙一枚の所で極める(止める)、いわゆる〝寸止め” ルールを採用しているが、しっかりとした鍛錬を積まないと難しい高度な技である。
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しかし、この2日間の大会で、自分自身、そして道場に帰って生徒に教えるべき多くの事を学ぶことができ、実りある2日間となった。