院内勉強会
第三金曜日は午前の診療時間の最後1時間を院内勉強会の時間に充てている。
平成13年に開始したので、かれこれ15年目になる。
スタッフ全員の底上げを図ることを目的として、〝患者さんの利益の追求” をコンセプトに立ち上げた。
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演者は診療時間外にスライド作りを行わなければならなく、当初はスタッフもパソコン慣れしておらず、苦闘の連続であり、正直、スタッフにはあまり良い顔をされなかった。
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しかし、全ては〝患者さんの利益の追求”のためだ。
決めたからには10年、いや5年は続けるぞ!
と強い気持ちで続けた結果、スタッフにも認知してもらい、いつしか自然になり、気がつけば15年目になっていた。
嬉しい限りである。
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さて、今日の演者は治療部衛生士の瀬見かをりさん。
院内勉強会デビュー戦である。
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1ケ月前から先輩衛生士の援護ももらいながら、週に2回のペースでチェックを行い、一昨日の診療後に、戸塚先生にも出席してもらい予演会を行った。
厳しく、細かいチェックを受け、ようやくOKが出た。
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人に伝えることは、どれだけ大変なことなのか。
患者さんに、説明したり助言をすることは、どれだけ責任のあることか。
説明も医療行為の一つである。
医療従事者として、患者さんに対しては、正確で、かつ圧倒的な知識の差がなければならないことは言うまでもない。
言うのは簡単であるが、その実践はなかなか難しい。
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院内勉強会を通じ、プロとして当たり前な姿勢を、初心に帰り今一度見つめ直す、そんな場になればと思っている。
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前置きが長くなったが、今日も12時より院内勉強会が始まった。
演題は「高齢者の口腔乾燥とケア」
今後、日本の高齢化は加速すると予測されている。
詳しくは、セミナー・院内勉強会情報で。
最後の好きな言葉は、「頼まれ事は試され事」
深い言葉である。
さて、勉強会の後は、弁当タイム。
勉強会中も、良い匂いで気になっていた、釜飯。
頂きま~~~す。