検証そして不安
アイアンマンレースまで4ヶ月を切った。
スイム3.8キロ、バイク180.2キロ、ラン42.195キロ。
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ランは経験があるので、さほど心配はしていないが、その前の、スイム、バイクは経験がないだけに不安である。
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いろいろと本を読んだり、ネットで完走記を読んだり、研究はしているものの、
言うは易し、行うは私、いや難し。
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歯科の臨床もそうであるが、本に書いてあることと現実の臨床では隔たりがあることが少なくない。
何事も、実際にやってみて検証してみるのが一番。
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という訳で、昨晩は、チャレンジスイムを休ませてもらい、実際に3.8キロを泳いで見た。
予想タイムは1時間40分であったが、1時間21分で泳ぐことができた。
しかし、予想以上に喉が渇き、また尿意ももよおしてしまい、途中でトイレ&水分補給を行った。
また、スイム直後は良かったが、15分後くらいから、激しい倦怠感が襲ってきた。
上半身の筋肉が悲鳴を上げているのだ。
また予想以上に体力が消耗することが分かった。
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大変、勉強になると同時に、大変、不安になった。
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さて、今日は、昨晩のスイムに続き、バイク180.2キロの検証。
何事も、実際にやってみて検証してみるのが一番だから。
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アイアンマンレースを想定したコースを設定。
水分補給も必要なので、自宅玄関に水分、スポーツドリンクを置き、3往復することにした。
はばたき橋を渡り、ちょっと遠回りをして蔵田までの往復し丁度60キロになるので、このコースを3往復で180キロ、最後は自宅の周りを一周し180.2キロとした。
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レース当日を想定した装備を装着。
前には、 ウィダー イン ゼリー(180キロカロリー)を3つ(計540キロカロリー)を入れ、水で薄めたボトルをセット。
そして黒い袋には、羊羹、塩アメ、ラムネ菓子。
後ろには、水の入ったボトル2本。
①180.2キロを果たして、どのくらいの時間で走られるのか?
②体は、ど~なってしまうのか?
③エネルギー補給は上手くいくのか?
④実際に走ってみて、何が食べたいと思うのか?
などなど、検証すべきことは沢山あった。
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①ジャスト8時間。(これは予想より30分早く満足)
②とてもこの後、フルマラソンを走られるとは思えない程、ぐったりであった。足の筋肉はパンパンであり、8時間も腰を曲げていたので、腰も滅茶苦茶痛い。
(アイアンマンの称号を獲得するための過酷さを改めて実感した。)
③150キロを過ぎた頃から、エネルギージェルの甘さや、スポーツドリンクの味が嫌になってしまい、普段、飲みなれているプロテインを溶かした水が一番美味しいと感じた。
④醤油の付いたお餅、醤油せんべいが食べたいと思った。
(沿道のコンビニを通過する度に、お餅、せんべいは簡単に手に入るぞ、ちょっくら寄ろうかと何度も何度も思ったが、あくまでも本番を想定した検証である。じっと我慢である。)
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他にも、改善すべき細かいことが沢山判明し、検証した甲斐があった。
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一番の収穫は、スイム、バイクの後、とても42.195キロは・・・・・・・・ということが分かったことだ。
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検証の後、不安だけが残ることになったが、課題が見つかり、気持ちが引き締まった。
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狙った獲物は必ず手中に収めたいのが私の性分。
一緒に参加する眞野晃寿先生と二人でアイアンマンの称号が獲得できれば、喜びはこの上ない。
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しかし、今日は、十分にリフレッシュできた一日となった。
おかげで、明日から気持ち良く診療に専念できそうだ。