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2014年11月19日 (水)

辛抱ばい

昨日、今日とTVをつけると、高倉健さんの訃報のニュースで持ち切りである。

ビッグスターの証である。

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高倉健について何を知っている訳でもないが、あくまで直観の域を脱しないが、生き方、風体共に〝男として恰好いい” と思う。

正直、私は、人を見て恰好いいと感じることはあまりないが、高倉健は恰好いいと感じる。

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「不器用ですから。」の言葉は、私も何回となく使わせてもらったことはある。

当然、ギャクとしてである。

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過酷な撮影の時は、母親の「辛抱ばい」の言葉を思い出し頑張ったと語っていたのが印象的である。

福岡県出身である。

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私も大学と卒後の就職で18歳~26歳までの多感な8年間を福岡県で過ごしたので、「辛抱ばい」の九州弁は、すんなり私の体に入ってくる言葉である。

これだけのビッグスターでも、親の言葉を糧に俳優業を生き抜いて来たんだというのには人間味を感じる。

親の存在の大きさ、親の言葉の大きさを改めて考えさせられた。

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考えてみれば、私も人の親である。

浪人生活を余儀なくされている二人の息子。

息子に気の利いた言葉を掛けたことはなかったかも知れない。

普段、メールなんか送らないが、どうしても送りたくなり、突然だがメールを送った。

「〇△へ、勉強頑張れ!辛抱ばい。」