トリプル行事
金曜日の診療後は、私にとってトリプルである。
まずは、「エビデンス勉強会」。
有志であるが、勉強熱心なスタッフが花金にも拘らず自らの意思で残ってお勉強。
今日の論文は、〝適切なプロービング圧について” の検証。
プロービングとは、歯肉の検査の際、歯肉の中のポケットの深さを測る操作である。
圧力、器具の直径などを検証した論文である。
プロービングと言っても、奥が深い。
基本的な事ほど実は難しいって事は、日常でも良くあることだ。
.
続いて、「ドクター勉強会」。
今日の担当である私の選んだ題材は"咬合高径の決定方法” について。
これまた難しい。
噛み合わせの高さは、経年的に、また何度も治療を重ねて行くうちに、また悪習癖により、不適切な病的な状態に陥ることが良くある。
それをリセットさせてあげるのが、我々歯科医師の仕事である。
リセットと一言で言っても、一人一人適切な高さは異なるので、その患者さんにとって最適な高さ、噛み合わせを探って行かなければならない。
豊富な経験、豊富な知識、そして技術力、そしてそして最も大事な感性・・・・。
今回、参考にした本の複数の著者も、それぞれ違った意見を持っていた。
我々3名の歯科医師も、それぞれの持論を持っていた。
知識、感性の違いとでも言うべきだろうか。
答えのない問題なのだ。
それだけに、熱いディスカッションになった。
.
そして、最後は、「院内勉強会の予演会」。
第三金曜日に開催している院内勉強会。
今回の演者は池田福佐代さん。
予防部衛生士のリーダーだけあり、非常に完成度の高いスライドを披露してくれた。
.
まだ本番まで2週間あり、これからがと気を入れて臨んだが、この厳しい、いや細かい院長チェックも、スルリと切り抜けた。
予演会一発OK!である。
一発OKというのは、本当に、本当に珍しい。
例えれば、錦織くらい・・・・・・・、49歳で勝利投手になった山本昌くらい・・・・・・・・、ちょっと言い過ぎか?
.
流石、リーダー!。