次世代の戦力補強
プロ野球界では、今、FAやらトレードの話題で盛り上がっている。
戦力補強である。
即戦力補強から次世代の戦力補強まで、各球団は生き残りを賭け、智恵を絞るのだ。
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我々の歯科業界も来期の戦力補強のシーズンである。
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来期は、久しぶりに2名の歯科衛生士の募集を考えている。
新卒2名の募集であり、次世代に向けた戦力補強である。
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さて、毎年10月1日に新卒歯科衛生士の求人が一斉解禁になる。
そこで、9月に歯科衛生士学校に求人票を郵送した。
就職は、結婚と同じで、両想いでなければ成立しない。
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まずは、歯科衛生士学校の3年生が、求人を見て見学に来る。
働きたくない、魅力がないと映れば、そこで終わりである。
逆に働きたいと思えば、面接に来る。
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面接は、両者の希望を話し合う、いわば夢を語り合う大事な時間である。
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私の求める事は決まっている。
①勉強好きであること
②真面目であること
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勉強がしたい人には居心地が良いが、勉強が嫌いな人には、非常に居心地が悪い事を、はっきり伝えることにしている。
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過去に人材不足で困っていた時、苦し紛れに勉強会のことを隠して採用した結果、付いて行けないと、一ヶ月程度で去って行ったスタッフの後姿が忘れられないからだ。
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隠蔽工作の部類に入ってしまうかも知れない。
卑怯な手を使ってしまった様だ。
それ以来、全部を、ありのままに伝える決意を固めた。
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さて、今年は、嬉しい事に2名の勉強好きの新卒歯科衛生士の就職が内定した。
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面接での一コマ
「うちは他の歯科医院より大変だよ。勉強会が多く、帰る時間も遅いよ。」
「ブログで拝見しているので、重々承知しています。」
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現在は、情報化社会である。
先輩、学校の先生そしてインターネット等から、その辺の情報は十分に得ている様だ。
それが分かっていての見学~面接なので、こちらも幾分、気が楽である。
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2名には、「10年続けて一人前。まず10年頑張ろう!」とエールを送った。
来年4月が楽しみである。