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2013年6月12日 (水)

シャープニング

歯周病治療において、最も大事なことは、正確な診査・診断である。

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どんなに素晴らしいテクニックをもっていても、診断が間違っていれば、そのテクニックも医療過誤に化けてしまう。

例えば、日本一上手な抜歯技術をもっていても、抜歯という診断が間違っていれば、そのテクニックは褒められる所か、バッシングの対象になってしまう。

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歯周治療において、診査・診断の次に大事なことは?と問われたら・・・・・・・

同列順位として幾つかあるが、その一つに シャープニングをあげる。

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シャープニングとは、歯石を除去したり、歯根面を滑沢化する時に使う器具の刃を研ぐ作業のことである。

「研ぎ師」の仕事である。

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侍が、自分の命を守る刀を真剣に研ぐ様に・・・・・・・・・・・

歯科医師も、ある意味、自分の命を守るために研いでいる。

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これがまた、奥が深く難しい。

簡単そうに見えて、本当に難しい。

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今日は、戸塚先生と、プチシャープニングセミナーを開催し、二人で、シャープニング三昧の夜を送った。

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思うようにシャープニングが出来た時、器具に魂が宿り、良い仕事が出来る。

商売道具の魂を吹き込む作業である。

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傍から見ると、異様な風景だと思うが、やっている本人は、案外楽しんでいる。

魂が宿った瞬間、ニヤっとしてしまう、あの感覚が、たまらない。

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