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2012年6月11日 (月)

東海地区大会

「コケコッコー、コッケコッコー・・・・・・・・・・・・・」

今日のニワトリは早起きだな~~~。

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時計を見ると朝の4時30分。

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勿論、携帯のアラーム音だ。

愛知県の千草スポーツセンターにて、東海地区空手道選手権大会があるのだ。

大井川支部からは、県大会を勝ち抜いた選手6名と、公認審判員5人が参加する。

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ベットの中でゴロゴロしていると、

「ウ~~~~~~~!!」

白バイのサイレンの音が耳に入ってきた。

この音を聞くと、ハッとなるのは私だけであろうか?

最近は、いろいろなアラーム音をゲットできるので面白い。

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4時50分、ようやく起き上がる。

洗面台で頭び水シャワーを浴びせ目を覚ます。

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冷蔵庫から出した冷えたトマトジュースを一気飲みし、審判員の制服に着替える。

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5時30分、浅井先生が約束通り迎えに来てくれた。

その後、檪村師範宅、櫻井先生宅を回り、第2東名に乗り名古屋へ。

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静岡県、愛知県、岐阜県、三重県の各県大会を勝ち抜いた各県の代表選手が集まる大会である。

苦しい稽古に耐え抜き、人一倍努力してきた人間だけが集まる大会。

私もB級公認審判員としてのプライドをかけ、公正で正確なジャッジをしなくてはならないことを肝に銘じ気合を入れて臨んだ。

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私のコートは高校生女子、高校生男子。 

午前中は形試合、午後は組手試合である。

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高校生と言えば、血気盛んな年頃である、組手試合も激しい。

主審がしっかりしないと大怪我に繋がることも良くある。

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高校生男子のベスト8をかけた試合で私は主審を任された。

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赤の中段突きと白の上段突きが同時に入った。

次の瞬間、赤の選手がストンと落ちる。

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脳震盪である。

下の前歯が内側に脱臼している。

マウスガードは上顎だけにはめているので、下顎の歯の脱臼は良くあることである。

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大会ドクターを呼ぶ。

医師が飛んできて口の中を診査。

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私は主審なので、口出しは一切できない規約になっている。

しかし、私は歯科医師であり、歯の脱臼に関しては若干の知識もある。

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居ても立っても居られず、医師に歯科医師としての意見を述べた瞬間、審判員から主審は口を出してはいけないと制されてしまった。

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結局、赤の選手が試合続行を強く希望し、ドクターからもゴーサインが出たため、白に反則注意を宣告し、試合続行となった。

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試合後、明日、歯医者に行く様に話はしておいたが、その後が心配である。

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今日は一日中、大声を出し続けたので、ガラガラ声になってしまった。

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選手もさることながら、私もいい汗かかせてもらった。 8 P1030967

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