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2012年5月30日 (水)

天野篤医師

天皇陛下の心臓のバイパス手術の執刀医として一躍話題になった時の人、天野篤医師。

通常、天皇陛下の手術は、日本の最高学府である東京大学出身のエリート医師が東京大学付属病院にて執刀医を務めて来たらしい。

しかし天野医師は日本大学医学部出身であり、現在は順天堂大学の教授である。

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これは異例中の異例らしい。

さすがに、天野医師も依頼があった時はビックリしたと言う。

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実際に天皇陛下のお会いした時は、百戦練磨の天野医師も水玉の汗が出たらしい。

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そんな天野医師のプロフィールをネットで調べたままの文書を載せる。

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「執刀医としてたずさわったおよそ6千の心臓手術で、98%という群を抜く成功率をおさめてきた。この成功率を支えるのが、“一途に、一心に”、人生の全てを手術にささげようとするその姿勢だ。
急を要する患者の連絡が入れば、どんなに疲れていようと、手術室に向かう。月曜から金曜までは自宅に帰らず、医師室に泊まり込み、24時間体制で患者を見守る。こうした生活を30年近く続けている。日本の心臓外科医が1年間に行う執刀数は50件が平均という中で、天野の年間執刀数は400以上と驚異的な数。「手術をしていないと、怖い」という天野。この圧倒的な経験値が、手術を成功に導く。
どんなに困難な状況に直面しても、その手が3秒と止まることはない。膨大な過去の経験から、最善の一手を選択し、冷静に手術を進める。

多くの心臓外科医たちが、天野を「日本一丁寧な手技を行う」と評価する。実は天野の持ち味は、当たり前のことを愚直に突き詰めるその姿勢にある。例えばバイパス手術の材料として取り出した血管。天野は、血管の周囲についた脂肪や、外膜と呼ばれる薄皮を、しつこくつまみ取る。さらに、枝のように伸びた1ミリ以下の細かい血管も、1本1本糸で縛る。成功は細部に宿る。ほんのわずかな凹凸も全て取り除くことで、血管をつなぎ合わせた時にスムーズな血流が生まれる。通常のバイパス手術では、血流が80%回復すれば成功といわれるが、天野のそれは、ほぼ100%の流れを生み出す。単に生き延びるための手術ではない。“生きる喜びを、取り戻す”こと。術後の不安や、再手術の芽を取り除き、最終的には、患者が手術したことさえ忘れてしまうような治療を、常に目指している。

天野は目の前で、父の甲子男さんを亡くしている。若き頃、第一助手として立った父親の心臓手術。心臓に縫い付けた人工弁の糸が1本緩み、それがきっかけとなって、父親はかえらぬ人となった。天野は、「父は、心臓手術でこうしてはいけないということを、自分の命とひきかえに教えてくれた」という。そこから天野の、一つ一つの手技に対する厳しさが生まれた。「自分は誰よりも、“1糸の重み”を知っている」。多くの部下を率いる立場になった今でも、体裁にこだわらず、時には縫い直しをしてまで、丁寧な手技を突き詰める。「ただ父親に褒められたいだけ」という天野の机の中には、今も父の形見の人工弁が入っている。」

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同じ医療従事者として頭が下がる思いだ。

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当たり前だが、私とは、雲泥の差がある。

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し・か・し・・・・・・・・・・・。

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一つだけ、天野医師と共通項を見つけた!!

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天野医師も、アントニオ猪木を崇拝してやまない、猪木の大・大ファンらしい。

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アントニオ猪木を崇拝する人で悪い人はいない。

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また好きな理由も私と同じではないか・・・・・もしかして、天野医師と私って気が合う?!

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その理由とは、「アントニオ猪木は常に周囲からは無謀と言われる未知なる世界に挑戦し、

常に結果を出して来た。結果が全ての勝負の世界、それは心臓外科の世界も同じである。」

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私は心臓外科医ではないが、結果を求める姿勢は、歯科医である私も同じ思いである。

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結果を残す、それも天皇陛下の手術で・・・・・・。

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誰よりも、“1糸の重み”を知っている天野医師。

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久しぶりに、鳥肌が立った!

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日付が変わって午前0時30分の先程、望月先生が歯周病の勉強を終え、帰宅した。

女性であるが、ガッツがあり、本当に良く頑張ってくれている。

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天野先生には遠く及ばないが、丸山歯科医院スタッフも、患者さんのために頑張るつもりである。