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2010年11月 1日 (月)

まだまだ修行が足りなかった私

 昨晩は9時に就寝し、今朝は5時起床。

どんぶり一杯の生卵ぶっかけご飯を胃袋に入れる。

7時にかみさんに会場まで送ってもらい、政井先生と合流。

8時に最後のエネルギーと水分補給し、荷物を預け、8時30分にスタート地点の島田市役所前に整列。

9時丁度、小雨の中、予定通りフルマラソンスタート。

 前半の20キロを2時間で通過し、後半22.195キロを2時間50分、ゴールタイム4時間50分が今回の目標である。

前半はアドレナリンのせいか体が軽い。

20キロ通過タイムが1時間52分。

予定より8分早いタイムである。

息正常、筋肉痛なし、関節痛なし、疲労感なし、絶好調だ。

この調子で行けば4時間50分どころか4時間以内で走れちゃうんじゃね~の。

このままのペースでの快走が25キロまで続く。

・・・・・・・・・・しかし、快走はここまでであった。

26キロ辺りから右膝関節痛を感じるようになり、筋肉の張りと関節痛28キロで痛みが強くなったので、一時ストレッチ休憩。

ここまで1キロ5分30秒ペースで来れたが、28キロから急に減速し1キロ8分台に突入。

あと約14キロ、ここからがフルマラソンの醍醐味を味わう時間の始まりである。

痛みとの戦いだ。

足が地面について蹴るたびに、ズキッと痛みが走る。

1キロ走ってストレッチ、また1キロ走ってストレッチ。

30キロを越すと、沿道でストレッチをするランナーを多く見受けるようになる。

30キロ過ぎから足が痺れてきたおかげで、痛みの感覚が少し和らいできた。

34キロ地点では、待ちに待った大エイドステーション。

チキンラーメン、梅粥を頂き、いよいよ大詰めラスト8.2キロである。

35キロ過ぎから、両足の膝関節、足の付け根の関節が一歩踏み出すたびに、結構な痛みが走る。

筋肉疲労で関節を支える力がなくなったのだろう。

この辺りに来ると、周りのランナーもみな苦痛な表情をしている。

兎に角、前へ、前に進めばいつかはゴールできる。

前へ、前へ、この言葉を心で反復し、一歩、また一歩。

38キロ過ぎの1キロの長いこと、長いこと、も~1キロ走っただろ~と思い腕時計を見ると300メートルくらいしか進んでいない。

 結局、4時間37分でゴール。

(ちなみに政井先生は3時間59分でゴール、立派な記録である。)

私は4時間50分以内という目標時間は達成できたが、35キロ過ぎからは苦痛を楽しもうと決めて来たのに、現実になるととても楽しむことなど出来なかった自分が情けなかった。

もう、暫く走りたくない。ゴール後の素直な感想である。

しかし、フルマラソンの上には「100キロのウルトラマラソン」というマラソンが存在する。

更にその上には「制限時間3日間の246キロマラソン」というのも存在するらしい。

フルマラソンごときで、音を上げるようでは、私もまだまだ修行が足りん。

明日からまた、空手の修行を通じて、強い精神力を培わなければ・・・・・・・・・・。

 来年の目標は4時間30分以内である。

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